ごあいさつ
未来のデザインを志向するためには、複雑な情報社会から感性の水準を抽出する、立体的な視野が必要です。そのためにデザイン情報学科では、社会的な視点からリサーチやスタディを重ね、メディア表現的な視点から変幻自在な情報とモノのリアリティを掛け合わせていきます。二つのプロセスを相互に意識するデザイン情報学は、新しい価値のフレームを提示するデザインの可能性を開花させます。
この研究活動を経て、ここに展示される卒業制作は、ご来場の皆さんの感性を確かに惹きつけることでしょう。皆さんとの共感の中に、社会の発展を導くデザイナーズシップは力強く咲き始めます。更なる感性が花開くことを願って、先立つデザインに希望をもって。
ぜひご来場いただき、デザイン情報学科での四年間の集大成をご覧ください。
武蔵野美術大学 造形学部デザイン情報学科卒業研究・制作展2011
実行委員会委員長 梶文乃