私たちはデザイン情報学科に入学したら約半年間、デザインとは一見関連性の低い絵画や彫塑の授業を受けます。私自身、絵を描いたりコンクリートを叩きながら、ここは何を学ぶところなんだっけ、と自問した記憶があります。漠然としたデ情に対する印象がコンクリートと共に崩れていきました。あれから4年経った今、私たちは多様なデザイン分野の技術や価値観を学びました。デザインの定義について考えたり、自ら課題を発見する課題に取り組んだりしました。
多くの粗結晶を良質な結晶へと成長させる過程を再結晶といいます。この卒業制作展で、あの日崩れた「デザインを学ぶところだ」という簡素で表面的な期待は、4年間の学びを通してより純度の高いものに再結晶します。一人ひとりが脳に汗をかきつくりあげた多岐にわたる再結晶をご覧下さい。
武蔵野美術大学デザイン情報学科
卒業研究・制作展2014 実行委員会委員長
山口翔平
平成27年1月15日(木)-1月18日(日) 9:00 -17:00
武蔵野美術大鷹の台キャンパス
〒187-0035
9号館1階(他学科と合同)
同館エレベーター手前
1953年生まれ。武蔵野美術大学卒業後渡英。英国Royal College of Art修士課程修了。81年帰国後、事務所を開設。87年には、ロンドン、東京を拠点とするデザインシンクタンクを設立、デザインコンサルタントとして数々の幅広いデザイン活動を国内外で展開。また、国際交流を推進し、海外提携大学での講義、ワークショップを行っている。
CLOSE1951年生まれ。武蔵野美術大学建築学科卒業。在学中よりライターとして音楽評論やFM音楽番組構成などを行う。81年から、当時ベンチャーであったアスキー社のニューヨーク駐在員としてメディアビジネスを調査。帰国後、雑誌創刊、情報サービス企画を担当。93年退社し、情報関連分野のコンサルタントとして活動。
CLOSE1953年生まれ。東京芸術大学美術学部芸術学科卒業。75年特許庁入庁、意匠課審査官となる。86年日経マグロウヒル社(現•日経BP社)入社。「日経デザイン」の創刊に関わり、93-98年編集長。主著は『まっしぐらの花ー中川幸夫』(2005)、『石本泰博ー写真という思考』(2010)、『新井淳一ー布・万華鏡』(2012)。
CLOSE1956年生まれ。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。公益財団法人日本デザイン振興会を経て、91年にデザイン&マーケティングのコンサル会社である株式会社イードに移籍し、企業の各種調査研究プロジェクトや商品•デザイン戦略の立案等に従事。「戦略的デザインマネジメント」が主たる研究テーマ。
CLOSE1963年生まれ。東北大学工学部・武蔵野美術大学短期大学部卒業。専門はマルチメディアとフォトグラフィ。Webを基盤とする写真表現の実践的な研究を続けている。95年より個展、グループ展多数。主な著書:「ドボク・サミット」(共著、2009、武蔵野美術大学出版局)「カワウソ」(2010、東京書籍)
CLOSE1960年生まれ。コンピュータの専門学校を卒業後、その学校に就職。その後、ソフトバンク総合研究所を経て、独立。その間、放送大学卒業、筑波大学大学院中退。オペレーティングシステムをはじめとするコンピュータの基本ソフトウェア、インターネット/ネットワーク関連、マルチメディア等が守備範囲。
CLOSE1971年生まれ。武蔵野美術大学大学院研究科修士修了。九州芸術工科大学大学院芸術工学研究科博士後期課程修了。東西大學校(韓国)デジタルデザイン学部助教授を経て、現在に至る。デジタルメディアコンテンツ制作、ユーザーインタフェースデザイン、メディアアートが主な研究分野。
CLOSE1976年生まれ。武蔵野美術大学デザイン情報学科卒業。九州芸術工科大学大学院、九州大学大学院修士後、テキサス大学ダラス校客員研究員として米国滞在。帰国後、九州産業大学芸術学部講師を経て現在着任。専門は手続型造形をベースとしたCGアニメーションなど。
CLOSE
武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス
〒187-8505 東京都小平市小川町1-736
JR中央線国分寺駅北口バス停より
寺71「武蔵野美術大学行き」バス20分
西武バス 時刻表
西武国分寺線「鷹の台駅」下車
正面に見える商店街を通りぬけ、「鷹の台駅西交差点」そばの玉川上水沿い遊歩道に入ります。そのまま上水公園が見えるまで直進。朝鮮大学校前を右に折れ、そのまま進むと左手に正門が見えます。
徒歩約20分。
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