杞憂の駅
錯覚
長い電車から降りる人を受け止めるために駅のホームの床は長く造られ、同じように天井も長く造られるが、床と違い天井は梁も何も全て剥き出しの状態で晒されている。「駅(鉄道駅)」の天井には利用する人々のための標識や案内板がぶら下がっており、そのため天井はそれぞれの駅特有の構造を持つ。本研究では天井は天井としてそこにあるが、もしもこの天地が逆になってしまったらどんな空間が広がるのだろうかという空想を基に、感覚の逆転を引き起こすことを目的とした。