絵巻物とは、日本の伝統的な絵画表現の一つである。その大きな特徴は横長の紙を水平方向に繋い で一つの長大な画面を作り、物語や情景を連続性を持って表現している点だ。人は、生まれてから死ぬまで連続した生という時間の上を歩んでいる。この「連続性」共通点から、私はこれまでの自身の歩 み、人生を絵巻物という形で表現することにした。