井上 尚二Inoue Shouji

Inoue Shouji

役職
准教授
専攻分野
情報科学、情報ネットワーク、マルチメディア

1960年生まれ。コンピュータの専門学校を卒業後、その学校に就職。その後、ソフトバンク総合研究所を経て、独立。その間、放送大学卒業、筑波大学大学院中退。オペレーティングシステムをはじめとするコンピュータの基本ソフトウェア、インターネット/ネットワーク関連、マルチメディア等が守備範囲。

『プロフェショナルUNIX』

村井純、井上尚司、砂原秀樹(共著) アスキー出版局、1986年

『UNIXシステム管理入門』

E. NEMETH、G. SNYDER、S. SEEBASS著、井上尚司監訳 ソフトバンクブックス、1992年


【対外活動】

日本UNIXユーザ会(jus)

UNIX及びオープンシステムを中心とした計算機関連分野の技術/文化/産業の健全な育成を推進し、広く社会の発展に貢献することを目的に活動する非営利団体。

BSD、LinuxやMac OSなどを含め、UNIXやインターネットに関する分野をターゲットに、勉強会やワークショップ、セミナーや展示会などのイベントを行っている。


【研究&教育活動】

2005年度 産学共同プロジェクト

東芝デザインセンターとのプロジェクトで、2005年度の後期に行われた。

「画像データベースをモチーフとしたWebインタフェース開発」をプロジェクトのテーマとし、Webインタフェースを使って、データベースに格納された画像の取扱いを行うサイトに注目し、その新しいWebサイトインタフェースのアイディアを考え、その仕組みを創造することを目標とした。

2007年度 産学共同プロジェクト

東芝デザインセンターとのプロジェクトで、通年にわたって行われた。

プロジェクトのテーマは「Webと実世界を繋ぐ新しいアプローチ」で、インターネット上の世界と実世界との間で、いかに有効に情報をやり取りし、共有するのか、その方法を追求することを目標とした。最終的には提案とともに、プロトタイピングまでを行った。


【教育関連】

主な指導分野は、コンピュータサイエンス、主にインターネットを中心としたネットワーク、フィジカルコンピューティング、インタラクティブ/インタフェースモデル、等。

2003年度卒業研究「Tile」木谷 篤

「雨の日に水たまりを歩く」というモチーフから始まった、一連のプロジェクト。

床に敷き詰められたタイルの上を歩くと、踏んだタイルが光を放つ。やがてその光が輪のように広がっていき、反射を繰りかえし、やがて消えていく。この動作を基本形とし、その後インターネットを利用した、ネットワーク化されたシステムへと展開する。

複数のタイルシステムを設置し、一つのタイルシステムで起こった現象を、他のタイルシステムに伝え、同時に光を出す。さらには、Webを利用してタイルシステムに参加することも可能。

最終的に、東京とロンドンで3つのタイルシステムを動作させるインスタレーションに発展。

2008年度修了研究「連想検索を利用した画像検索とそのインタフェース」赤間隼太

画像検索のベースとなるキーワード検索の問題点を取り上げ、それを解消するための方法を研究対象とする。

検索時の画像同士の関連性に注目し、画像自体を検索のキーとする連想検索を取り上げる。実際には、ユーザーの操作情報を利用し、そこから画像同士の関連性を決定し、その値を検索結果に反映させる。