私たちが何かに名前をつける時や、名前からイメージを想像する時に、頭の中で起こる共感覚的な現象がある。「音象徴」と呼ばれるこの現象は聴覚と視覚の共感覚的なリンクから起こり、私たちがことばの音を聴いた時に無意識に脳内にカタチやイメージを想起させている。私は名前を構成することばの音象徴性に注目し、キャラクターやモノの名称を例に音韻の変化によって対象のイメージがどう変わるかをイラストで表現する。無自覚に起こる感覚のリンクを、意識してみてほしい。