私は生まれてから今まで、自分と全く同じ世界を見ている人間に出会ったことがない。人はひとりひとり個性を持っていて、違う世界の見方をしていて、違う価値観を持っている。完全に他者を理解することはできない。それでも私は互いに認め合えたら良い、と思った。上下も優劣もないひとりひとりの大切な個性を否定せず認め合うことができたら良いと思った。この作品のテーマは「個性と、認め合い」。主人公の６人が見ているそれぞれの個性的な世界を通して他者との違い、個性を認め合うきっかけにして欲しい。